国内マップの制作


概要

国土地理院より提供されている基盤地図情報(数値標高モデル)を利用して日本国内のマップを作成する。
データを利用する際は規約をよく読み、規約に沿った利用を心がけること。

マップには様々な作成方法があり、このページの手順はあくまでも一例である。

Heightmapの作成

データのダウンロード

国土地理院 基盤地図情報ダウンロードサービスより基盤地図情報(数値標高モデル)をダウンロードする。(データのダウンロードにはユーザー登録が必要。)

1.ログイン画面からログインする。(利用者登録は事前に済ませておく。)
Map_Tutorial_Download_01.png

2.数値標高モデルを選択。
Map_Tutorial_Download_02.png

3.使用するメッシュの種類を選択。
Map_Tutorial_Download_03.png

4.地図上からマップに使用する地域のデータを選択し、選択完了ボタンを押す。
Map_Tutorial_Download_04.png

5.標高データをダウンロードする。(左側のチェックボックスをオンにしてまとめてダウンロードすることもできる。)
Map_Tutorial_Download_05.png

ダウンロードした数値標高モデルを表示するために基盤地図情報ビューアをダウンロードする。(ダウンロードサービスのページ下部にダウンロードリンクがある。)

レンダリング・書き出し

数値標高モデルを画像として書き出すために基盤地図情報ビューアを利用する。

1.基盤地図情報ビューアを起動し上部メニューからファイル>新規プロジェクト作成を選択。
2.追加ボタンから読み込むファイルにダウンロードした基盤地図情報のZIP群(FG-GML-XXXX~.zip)を指定。複数のファイルを一括で指定することが可能。
Map_Tutorial_Export_01.png

3.上部メニューから 設定>表示設定を選択。
Map_Tutorial_Export_02.png

4.DEM段彩表示にチェックを入れ、その下のDEM表示設定をクリックし連続段彩を選択。
Map_Tutorial_Export_03.png
Map_Tutorial_Export_04.png

5.標高グラデーションの最大値の色(オレンジ色の四角)をクリックして白に、最小値の色(水色の四角)をクリックして黒に設定。
6.無効領域は黒にしておくか、後で編集するときに加工したい場合は分かりやすい色を指定しておく。
7.陰影レベルを一番左へスライドさせ、陰影を付けないようにする。
Map_Tutorial_Export_05.png
Map_Tutorial_Export_06.png

8.右上のOKを押してカラー設定画面を閉じ、更に右下の閉じるを押して表示設定画面を閉じる。
Map_Tutorial_Export_07.png
※この地図は、国土地理院の基盤地図情報(数値標高モデル)を利用したものである。

9.表示に問題がなければ上部メニューから ファイル>表示画面を画像データとして保存を選択。
Map_Tutorial_Export_08.png

10.カーソルをドラッグして書き出す範囲を指定。
11.高解像度にチェックを入れ、適当な名前を付けてTIFかPNGで保存。(クリップボードに出力してそのまま画像編集ソフトウェアへ貼り付けることも可能。)
Map_Tutorial_Export_9.png

配布されている水涯線、海岸線などのデータを併用することでより緻密なマップ制作も可能である。

修正・切り抜き

書き出した画像を画像編集ソフトウェアで修正し、ゲームが読み込むことのできるサイズで切り抜く。

1.先ほど作成した画像を画像編集ソフトで読み込む。
Map_Tutorial_Retouch_01.png
※この地図は、国土地理院の基盤地図情報(数値標高モデル)を利用したものである。

2.正方形にトリミングする。
3.トーンカーブ補正や細部の修正などを行う。
Map_Tutorial_Retouch_02.png

4.画像の解像度を1081x1081ピクセルに調整。
Map_Tutorial_Retouch_03.png

5.8-16bitグレースケールPNGもしくはTIF画像として保存する。
Map_Tutorial_Retouch_04.png
※この地図は、国土地理院の基盤地図情報(数値標高モデル)を利用したものである。

マップエディタでの編集

Heightmapの配置

Cities: SkylinesのHeightmapフォルダへ作成したHeightmap画像を配置する。

Windows: C:\Users\<yourname>\AppData\Local\Colossal Order\Cities_Skylines\Addons\MapEditor\Heightmaps
Mac: ~/Library/Application Support/Colossal Order/Cities_Skylines/Addons/MapEditor/Heightmaps/

ここから先はゲーム内での作業となる。

ゲームへインポート

1.ゲームを起動しマップエディタで新規マップを作成する。
Map_Tutorial_Edit_01.png

2.インポートツールで先ほど作成したHeightmap画像を指定し、インポートする。
Map_Tutorial_Edit_02.png
※この地図は、国土地理院の基盤地図情報(数値標高モデル)を利用したものである。

海水面・水源の配置

1.地形が沈んでしまわないように適切な海水面を設定する。
2.河川や湖に水源を配置する。

各資源の配置

森林、鉱石、石油、肥沃な土地などを適宜配置する。

各交通機関の配置

各交通機関を適宜配置する。
高速道路はマップエディタ上では右側通行で敷設しておくこと。
(左側通行にしたい場合はゲーム開始時のマップ選択画面でチェックを入れる。)

マップの保存

マップを保存する前にはスナップショットの撮影や、開始タイルの設定も忘れずに行っておく。

1.ポーズメニューからマップのセーブを選択する。
2.セーブ名とマップ名称を記入しスナップショットを選択する。
3.”新規ゲームパネル内でマップをパブリッシュ”にチェックを付けて保存するとゲームで使用することができるようになる。

ImageOverlay用画像の作成

ImageOverlay MODで使用するための画像を作成する手順。

地図表示用htmlの作成

通常の地理院地図では表示領域が小さすぎるため、国土地理院 - 地理院タイルを用いたサイト構築サンプル集にて紹介されているサンプルソースを元に大きな地図を表示するためのhtmlファイルを作成する。

1.下記のhtmlソースをコピーし、文字コードがUTF-8のテキストファイルとして保存する。(標準地図か空中写真のどちらか使いたい方を選択する。)

htmlソース(標準地図)

htmlソース(空中写真)


2.マップの縦横サイズの指定を任意の大きさへ書き換える。
3.保存したテキストファイルの拡張子をhtmlに変更する。

地図画像の作成

1.作成したhtmlをブラウザ上で表示し、地図を使いたい範囲と縮尺に合わせる。
2.ブラウザの表示領域全体をキャプチャできるソフトウェアやブラウザアドオンを使用して全体を画像として保存する。
3.画像編集ソフトウェアを使い細かい修正をして、4096px*4096px以下のPNG画像形式で保存する。ファイル名は"overlay.png"にしておく。

オーバーレイ画像の利用

1.保存したPNG画像をImageOverlayの画像配置場所([Steam Skylines Folder]/Files/)に配置する。
2.ゲーム内のImageOverlay MODから利用する。

  • 最終更新:2016-01-12 07:27:50

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード