貨物輸送
概略
商業区画・産業区画・産業エリアの各建造物や一部公共施設は、貨物受給を行う。これに伴う貨物輸送は、原則としてトラックが担う。他方で一部の公共交通機関も貨物輸送能力を持つ。トラックの役割を完全に代替することはできないが、公共交通機関による貨物輸送は、道路上のトラック削減による渋滞緩和効果を期待できる。
貨物輸送能力を持つ公共交通機関は、貨物鉄道・貨物船・貨物機の3つである。これらの貨物輸送施設は、全て以下の特徴を持つ。
- 基本的に都市外接続(輸出入)を担う
- 各施設 ←→ トラック ←→ 貨物駅/港/空港 ←→ 貨物列車/船/機 ←→ 都市外
- 基本的には、高速道路からの輸出入より貨物鉄道・貨物船・貨物機での輸出入が優先される。
- 高速道路の交通量抑制と、ICの渋滞緩和を期待できる。
- 貨物駅・貨物港・貨物空港周辺の交通量は増える。
- 使い方を間違えると、都市の渋滞を悪化させる要因にもなる。
- 都市内輸送も可能
- 例: 産業区画 → トラック → 貨物駅A → 貨物列車 → 貨物駅B → トラック → 商業区画
- 都市内輸送の禁止設定はできない。
- 貨物列車であれば、線路の工夫で都市内輸送可能なルートを無くす事は可能。
- 産業区画のレベルアップを促進する。
- バスのような経路設定は不要(不可能)
- 経路設定による制御ができないため、貨物列車の渋滞対策は高難易度。
- 貨物船・貨物機の方は、めったに渋滞しない。
- 運賃は徴収できない
貨物駅 (Cargo Train Terminal)


- 積載量はトラック15台分。最高速度120 km/h。
- 貨物駅の維持費は €1,440 /週。列車の維持費は不要。
- 輸送能力は貨物船や貨物機に劣るが、水路不要で比較的小型の建物であり、設置場所の自由度が高い。
- 貨物が多い場合、貨物列車のデッドロックが発生する事がある。
- 旅客線との線路共用も可能だが、よほどの閑散路線でなければ非推奨。
- 公式Wikiによると、列車の見た目はEuroSprinterに、特にES 64 Uとよく似ている。らしい。
空港貨物駅
- 要DLC「Airports」
- 名前のイメージとは違い、空港エリア外にも設置できる。
- 荷役ホームが複線2組(4列車分)ある。
貨物列車の渋滞抑制策
- 都市内輸送を避ける。例えば…
- 貨物駅は1箇所に限定する。また、貨物ハブや貨物空港ハブを建てたら、既存の貨物駅は撤去する。
- 1つの路線に複数の貨物駅を接続する場合、マップ端を根にしたツリー形状となるように線路ネットワークを作り、貨物駅間の輸送をできなくする。
- 都市内輸送(貨物駅→貨物ハブ等を含む)と都市外輸送とで、線路を完全に分離する。
- それでも需要で内部輸送列車が線路を埋め尽くす場合は、完全に需要過多。交通アクセスを悪化させて需要を抑制したり、場合によっては廃線も視野に入れる。
- 貨物輸出入量を減らす
- 特化産業を適度に使い、都市内で原料を自足させると、輸出入の貨物列車が激減する。
- 分岐点の近くに別の分岐点を設置しない
- 「通過待ち列車の通過待ち」を避けるため
- 高速道路網の質が高い場合、無理に貨物駅を設置しない方が輸送効率が良いことも有る。
貨物港・貨物ハブ


- 貨物ハブのみ要DLC「After Dark」
- 貨物船の積載量はトラック25台分、最高速度は100 km/h。
- 貨物港の維持費は € 1,920 /週、貨物ハブは € 2,400 /週。船舶の維持費は不要。
- 貨物船自体の輸送能力は非常に高いが、付属道路のキャパシティが小さい。
- 船舶は衝突判定が緩く、詰まりにくい。
- 付属の2車線道路が変更不能なため、トラックは詰まりやすい。専用の道路とする方が無難。
- 設置場所の制約
- 貨物港は、「都市外と接続している航路」に一直線で接続できる場所にのみ設置できる。
- 間に陸地があると設置できない。
- 航路は編集不可能なため、設置できる海岸線は限られる。
- 貨物ハブのみの特徴
- 貨物列車と貨物船の双方を取り扱う。
- 貨物列車で貨物ハブに貨物を集め、船で輸出入するのが定番の使い方
- 例: 産業区画 → 貨物駅 → 貨物列車 → 貨物ハブ → 貨物船
- 付属道路のキャパシティが小さいため、道路接続を切って貨物積み替え専用にするのも手。
- 産業区画へのレベルアップ効果が大きく、効果半径は貨物駅の2倍近くある。
貨物空港・貨物空港ハブ


- 要DLC「Industries」
- 貨物船機の積載量はトラック20台分、最高速度は240 km/h。
- 貨物空港の維持費は € 3,200 /週、貨物空港ハブは € 4,000 /週。飛行機の維持費は不要。
- 輸送能力は貨物駅や貨物港を凌駕する。
- 貨物機の積載量は貨物船より少し少ないが、積み下ろしが早いため、実質積載量は同等。
- 貨物列車と異なり、貨物機は空路上で渋滞しない。
- 貨物港と異なり、道路も自由に設置できるため、トラックも比較的詰まりにくい。
- 道路の一方通行化も可能で、これによる右左折待ちの回避は大きい
- 右側通行の場合、トラックは向かって右側から空港に進入して左側から出る
一方通行道路に設置する際は、右から左への一方通行とするのが良い。
※: 左側通行では逆
- 飛行機の燃料代の概念が無いため、原鉱だろうが木材だろうが平然と空輸可能。
- 貨物空港ハブのみの特徴
- 貨物機と貨物列車の双方を取り扱う。
- 貨物列車で貨物ハブに貨物を集め、飛行機で輸出入するのが定番の使い方
- 例: 産業区画 → 貨物駅 → 貨物列車 → 貨物空港ハブ → 貨物機
- 大容量道路併設の上で道路からのトラックも受け入れ、巨大物流拠点にする事も可能。
- 欠点
- 平地の確保が大変
- 滑走路を除けば16×14や48×14であり大したサイズではないが、滑走路を含むと64×26もある。
- 維持費が高い (貨物港や貨物ハブと比較して1.67倍)
- 騒音が激しい(それぞれ150と200、影響範囲も全施設最大級)
- 平地の確保が大変
貨物空港(空港エリア)
- 要DLC「Airports」
コメント(「公共交通」共通)
- 最終更新:2022-02-02 18:23:52