災害
災害概説
わざと災害を発生させ、都市を破壊することができる。DLC「Natural Disasters」必須。
シムシティシリーズとは異なり、多くの災害には操作から発生までかなりの猶予があり、プレイヤーが対処することができる。
画面左下のスライダーで、災害の規模を調節することができる。
なお、災害によっては、発生場所を都市境界ギリギリにすると、実際の発生場所が少し内側にずれる。
また、オプションでオフにしない限りランダムでも発生するが、どの災害が発生しやすいかはテーマに依存する。
災害一覧
竜巻
- 竜巻が発生し、通り道にあるものを破壊していく。ゴミ処分場や墓地の撤去にも使える。
- 災害規模が大きい場合、広範囲に渡り道路・建物が破壊される。
- 災害対策本部が無い場合、破壊された建物全てを手動で撤去する必要があり、とても手間がかかる。
- 道路・鉄道は、全て手動復旧になる(道路のアップグレードから行う)。こちらも結構手間がかかる。
- フリーカメラで接近すると、人や自動車が巻き上げられていく様子を見ることができる。
- 災害規模が大きい場合、広範囲に渡り道路・建物が破壊される。
- 気象レーダーで予測可能。
森林火災
- 狭義の森林火災
- 森林等に唐突に火が付く、挙動は建造物の火災と変わらない。
- 火の見櫓による予測が可能
- 広義の森林火災
- 落雷・隕石・建造物火災が森林に延焼した物
- ランダム災害をオフにしていたり、森林火災が発生しない設定のマップても発生する
- 延焼挙動は、狭義の森林火災と同様
- 共通の性質
- 木の密度により延焼速度が大きく変わる
- 高密度な場所で発生すると、消火は著しく困難
- 消火活動の開始には、消防署が火災を認知して初めて行われる
- 具体的には、火の見櫓の有効圏内か建造物の至近距離での出火または延焼が条件
- 道路から離れた位置が燃えている場合、消火は消防ヘリ頼みになる
- 消防ヘリの消火能力が消防車より低いことに注意
- 対処法補足
- 人家に影響が無いなら放置も選択肢(燃えた木は、時間経過で復活する)
- 現実同様、周辺の木を伐採の上で燃え尽きるのを待つもの有効(鎮火後に木の植え直しが必要)
- 木の密度により延焼速度が大きく変わる
隕石
- 宇宙から燃える巨大な岩が落ちてくる。落下地点にある物は助からない。
- 建造物火災・森林火災、落下地点の陥没、その周りの隆起なども併発し、復旧はかなり大変。
- 落下地点にあるものは全て(地下含む)消失するため、元々何があったかが分からなくなりがち。
- システム上「破壊」ではなく「消失」のため、災害対策本部は ほぼ無力。
- 一方、破壊される範囲は、比較的狭い。
- 落下地点付近に何もなければ、地形の変化だけで済む。
- 海上に落ちた場合、軽度の津波を誘発する。
- 近傍天体監視レーダーで予測可能。
津波
- 津波が沿岸部に甚大な被害をもたらす。
- マップの立地条件と災害規模によって被害状況がかなり異なる。
- 離島マップだと、ほぼ全土が壊滅する場合も。
- 海岸線が崖ばかりのマップでは、ほとんど被害が出ない。
- 微妙な標高の土地が多いと、津波の規模で被害状況がガラリと変わる。
- 波高は、災害規模10.0で約90 m。もっとも、このゲームの地形は現実より高低差が激しい傾向があるので、現実の津波と単純比較はできない。
- 浸水の程度により、建物が受ける影響が異なる。
- 軽度の浸水: 直接的な影響はない
- 中程度の浸水: 施設・道路が一時的に封鎖される。
- 重度の浸水: 建物が破壊される。道路は一時的な封鎖のみ。
- 「中程度」か「重度」かは、建物の高さより上に水が来たか否かで決まる。
最初から背の高い高密度自給自足住宅区画、ITオフィス区画などは浸水に対して著しく強い。
- 人や自動車は津波で押し流され、鉄道の運行もストップしてしまう。
- 船舶・航空機は津波の影響を受けない(港や空港が破壊された場合は除く)。
- 堤防によりある程度被害を軽減できる。ただし、津波が乗り越えるケースも多々ある。
- 海岸形状や海底の深さによる波高への影響は無い。
- 未取得タイルも浸水し、窪地に水が溜まる。
- 未取得タイルの窪地に高速道路・鉄道が走っている場合、水が蒸発するまで長期間封鎖される事がある。高速道路は、排水サービスで対応可能だが、鉄道はそれも不可。
- マップの立地条件と災害規模によって被害状況がかなり異なる。
- 津波警報ブイで早期発見可能(ブイに津波が到達すると警報が出る)。
- ブイの設置場所が海岸に近すぎると、発見が遅れる。ある程度沖合に設置すること。
- 水位の変動があるため、ブイが無くとも市長自身の目で早期警戒も一応可能。
- 何かと時間のかかる災害。他の災害と比べて操作から発生までの時間が特に長い。地形や警報ブイの配置にもよるが警報から実際の襲撃までの時間も長くなりがち。襲撃後も余波が数回発生することが多い上に、その後に水が引くまでも長い。
- 何も考えずに住民を避難させると財政破綻を誘発しかねない。
地震
- 地面が震動し、地割れや時に津波を発生させる。
- 震源近辺の被害
- 地割れ(隆起・陥没)が発生し、その真上にある建物・道路を消失させる。水道管や地下鉄も寸断される。
- 陥没する土砂の方が多いため、地震が発生すればする程、マップ全体の土の量が減っていく。
- 地震後に元の地形に戻す場合、採石場的な土地の確保しないと土砂が尽きる(海底でも良い)。
- 堤防や堤防風の地形に守られた街の場合、地割れによる陥没で浸水害が発生することがある。
- 震源以外
- 建物や道路が破壊される。
- 竜巻同様、災害対策本部等で修復可能。
- 大地震だと、かなり遠方まで被害が出る。特に道路脇以外に設置するタイプの公共施設の復旧忘れに注意。
- 建物や道路が破壊される。
- 海底地震の場合
- 小規模ながら津波が発生する。
- 地震計で予測可能。有効範囲があることに留意。
陥没
- 都市のどこかに大穴が開く。発生地点の上や地中にあったものは消失する。
- 範囲は非常に狭いが、建物が完全消滅するため「何が有ったか思い出せない」となる事がある。
- 海上で発生した場合、一応津波が発生するが、非常に軽微(無視できる程度)。
- 地震計で予測可能。
雷雨
- 都市内外の広範囲に雨と落雷が発生する。
- 雨による直接的な被害は無い(強いて言うなら太陽熱発電の出力が落ちる)。
- 雷は、災害規模に応じて数~数十ヶ所に落ちる。
- 建物に落ちると、建物火災を誘発する。
- 木に落ちると、森林火災を誘発する。
- 未取得タイルに落雷し、対処不能な森林火災を誘発することがある。
ただし、その内燃え尽きるため実害は無い。
- 未取得タイルに落雷し、対処不能な森林火災を誘発することがある。
- 送電線の鉄塔に落ちると、鉄塔が破壊される。
- ブラックアウトや、水道設備等の僻地施設の停電に注意。
- 被害規模は小さい事が多い分、送電網破壊による停電を見落としやすい。
- 大量に送電線を使用している場合、一度の落雷で数十本の送電線が破壊されることがある。全て手動復旧でとても手間がかかる。
- 現実同様、高い建物ほど落雷の対象になりやすい。
- 特に送電線(鉄塔)は、落雷を受けやすい。防火体制に不安があるなら、多めに張っておくと使い捨て避雷針になる。
- 電波塔・地震計など、僻地に置くことの多い施設の火災に注意。
- 近くに道路がない場合、消火には消防ヘリが必須。
- 気象レーダーで予測可能。
- 軽微な雷雨(落雷1~2回)は、ゲームシステム上は災害とみなされない。そのため、予測が不可能な上に、ランダムな災害をオフにしていても発生する。
- 避雷針設置条例で被害軽減可能。
建造物火災
- 都市内の建造物に火が点く。
- 通常通り、消防車で対処が可能だが、パッチ1.6でMODがなくても延焼するように仕様が変更された点に注意。
- 延焼により森林火災に発展する場合もある。特に林業特化のために植樹した地域では注意。
建造物崩壊
- 都市内の建造物が破壊される(ゴミ処分場や墓地をピンポイントで処理することができる)
- 対処は、ブルドーザーによる撤去か、災害対策本部による復旧処置
- 破壊不可能な建造物を狙うと、近くにある別の建造物が被害を受ける
浸水
- 建物や道路が水浸しになり、機能を停止する。長引くと放棄・破壊されてしまう。
- 津波や水域に発生した地震・隕石の余波、水路や上下水道施設の誤用などで起こる状況。
- 災害を起こすツールには含まれないが、上記の通り、人為的に起こすことができる。
- 自然に蒸発するのを待つほか、修景と災害の地形操作ツールや上下水道の排水サービス施設で対応することができる。
特別な災害
極稀にランダム発生する災害。
シナリオエディタを含め、狙って発生させることはできない。
実績解除に関係するが、意識しなくてもゲームプレイへの影響はほとんどない。
詳細、ネタバレなので折り畳み
マップテーマと災害
ランダムな災害をオンにしている場合、マップのテーマによって特に発生しやすい災害がある。
温帯 | 亜寒帯 | 亜熱帯 | ヨーロッパ | 冬 | |
津波 | ◎ | △ | ◎ | ○ | ○ |
地震 | ○ | ◎ | △ | ◎ | ○ |
陥没 | ● | △ | ○ | ○ | ○ |
隕石 | △ | △ | - | △ | ◎ |
雷雨 | ● | ○ | △ | △ | - |
森林火災 | ● | ○ | ○ | △ | ● |
竜巻 | ◎ | - | ○ | - | - |
特別な災害 | - | - | - | - | - |
多い順に、◎>●>○>△>- となる。-の災害も低確率ながら起こりうることに注意。
コメント(修景・災害共通)
- 最終更新:2022-01-31 03:11:19